2015年10月03日

ことのまあかり、削氷やってました。

夏の間はブログを更新できず申し訳ありませんでした。
9月30日まで、ことのまあかりでは削氷をご提供させていただいておりました。
今年は終了いたしましたが(次回は来年5月ごろからご提供予定です)ことのまあかりの削氷について少しだけ書いておこうと思います。
11781881_1613395175610830_6869695354381083724_n.jpg

●長屋王削氷
氷といったら、長屋王。
長屋王は自分の氷室をもっていて市場で販売していた人です。お酒に氷を浮かべて飲んだというような話もあります。そして、自宅で牛を飼っていたことも木簡などから判明しています。
なのでミルク系の削氷を長屋王と名づけました。
また、遣唐使が唐からもってわたり、当時は薬として高貴な人のみ口にしていたであろうはちみつを氷の上にひとさじ使いました。一番人気の氷でした
11889697_1618511768432504_206544992584849690_n.jpg

●橘三千代削氷
光明皇后の母親の三千代は、元明天皇から「橘」の姓いただいたことから、橘三千代と名乗っていました。
橘の実をシロップにするのはなかなか難しいので、柑橘系のシロップに「橘三千代」とつけさせていただきました。レモンスカッシュにもつかっていた、スタッフ伊藤の実家「柑王レモン」は今年は途中でなくなってしまったので途中から別のものを使いましたが、来年は大量に仕込みます。(マーマレードは柑王レモンのものを最後まで使っておりました)
本当においしくて夏の暑さにぴったりの削氷でした。白鳳展で三千代の厨子を見てから、または見に行く前に食べにきてくださったお客様がとても多かったです。
11011609_1613395132277501_6996180977276069360_n.jpg

●いちびこ削氷
いちびことは「伊致寐姑」と書きます。日本書紀の雄略紀に登場します。今回の苺シロップはどろっとした苺のシロップでした。苺ミルクも大人気でした。今年は奈良県産のものではなかったので、来年は奈良産の苺シロップを作れたらいいのですが。
11060892_1613928775557470_4325181167937292510_n.jpg

●杏削氷
奈良の難読地名のひとつ「杏」と書いて「からもも」と呼ぶ・・・ということにちなんで名前をつけました。しかし杏なのですが味わいが桃に近くておいしくて評判でした。杏&ミルク(+50円増し)のからももミルクは常連さんたちの間で大人気でした。
11202970_1618511681765846_58988356773890948_n.jpg

それとすぐにシロップがなくなってしまったので、
わりと幻に近いのですが
●五條の梅
めちゃくちゃおいしい梅シロップでしたがあっという間になくなってしまいました。食べられた人はラッキーです。来年用にすでに仕込んでおりますので、来年もあると思います。ネーミングをどうしようかとても悩んでおりました。五條ということで井上内親王・・・にしようかと思い悩んでいるうちになくなってしまったので、来年までに考えてます(笑)
しかし非業の死を遂げた人の名前ばかり使っていいのかとか(※三千代以外)、でも夏だからいいんじゃないかな・・とかいうご意見もいただいておりますが、検討します(笑)

あと、ちょっとだけ時期に間に合わなかったのですが、葛城のブルーベリーシロップも来年は入れたいなと考えています。葛城、そしてブルー・・・青・・・・・・・・・・といえば!飯豊青皇女!
というわけで名前はすでに決まっています(笑)来年をお楽しみに。

スプーンはスコップ氷用のサイズのスコップスプーンを使いました。
通常販売しているスコップスプーン、大小の真ん中で、色々使えるサイズです。
こちらは現在も店頭販売しております。
CL4PbDaUMAA9Xw7.jpg large.jpg

器は須恵器でおつまみの須恵器を使いました。ぴったりサイズな上に冷えやすい器だったので
削氷用に作ったのかと何度かたずねられました。

−−−−

かき氷をはじめるか、結構悩みました。
決定にいたるまでなかなか時間がかかり、開始がずいぶんと遅くなってしまいました
ですが、奈良時代に都がうつるときに鎮祀され、以降夏の間は朝廷に氷を献上していたという
氷室神社が小西町の氏神様なのです。
これはやはり氷をやらねばなるまいと意を決しました。

この夏、ほんとうにたくさんの方にご来店いただきました。
シロップの考案など悩みながらも楽しかったです。
来年に向けて古代史好きな方にも楽しんでもらえ、かつ美味しいシロップを考えていきたいと思っています。

削氷の最終日は氷室神社例大祭の宵宮でした
氏子19カ町、約470基の氷献灯が行なわれました。
絵馬に願い事を書き、その上に氷灯篭を置いてくださいました。
氷献灯の氷がとけたら、絵馬は自治会の役員さんが回収して、氷室神社へまとめてお届けくださるのだそうです。
12063796_1634909966792684_3029331383977577618_n.jpg

町中が氷献灯で商店街が美しい氷のあかりに彩られました。
氷の神様、ありがとうございました。
posted by ことのまあかり at 14:04| 日記